都市型ハイヤー事業許可

都市型ハイヤーとは、2014年から始まった制度です。主にインバウンド需要で、外国人の観光、ビジネスなどの目的で都市部において利用されることを想定した完全予約制のハイヤーです。

ハイヤーもタクシーも、目的地まで利用客を運送する事業であるという点で同じですが、タクシーは街中で利用客を乗車させることができる一方で、ハイヤーは街中で利用客を乗車させることができず、運送の引受けが営業所のみにおいて行われる貸切乗用車という形態です。

当事務所では、都市型ハイヤー事業許可の申請手続きをトータルでサポートしています

都市型ハイヤーと通常のハイヤーとの大きな違い

「2時間以上の時間を単位として締結される運送契約のみにより行われるもの」とされています。

この2時間というのは、営業所の車庫を出庫してから帰庫までの時間となっています。

都市型ハイヤー事業許可申請のおおまかな流れ

許可申請の前提条件を確認

  • 営業区域
  • 営業所・休憩睡眠施設・車庫(車庫が営業所とおおむね2km以内)
  • 使用車両の台数・仕様(営業圏により5 両もしくは10両が必要)
  • 運行管理体制
  • 運転者の選任
  • 役員について
  • 資金の内訳など

必要書類の準備

  • 一般乗用旅客自動車運送事業経営許可申請書
  • 定款・登記事項証明書(法人の場合)
  • 貸借対照表
  • 事業計画書
  • 営業所・休憩睡眠施設・車庫の契約書
  • 車両リスト
  • 損害賠償能力を示す書類(任意保険見積書等)
  • 運行管理者・整備管理者の資格証明書
  • 役員の履歴書
  • 社会保険等への加入を証する書類
  • 預金残高証明書など

申請書類の提出・審査

申請書類が受理されると国土交通省による審査が行われます。審査期間は関東運輸局東京運輸支局ではおおむね4~5か月程度です。